常設展
当館の館蔵品は、田部家23代に渡って求められ、伝来してきた調度品の中から、特に茶道にかかわりある書画・陶磁器・漆器などを中心に、彫刻・洋画を加えた美術品です。これらは創設者田部長右衛門朋之氏が自ら選択し、財団に寄贈されたものです。この美術品の中には不昧公の愛蔵品をはじめ、書・花入・茶杓など公自らの作品や「不昧公お好み道具」と呼ばれる公の注文品、それに楽山焼・布志名焼、漆壺斎(しっこさい)・勝軍木庵(ぬるであん)らの漆器など、出雲地方の美術工芸品が多く含まれています。
田部美術館には、1階に1室、2階に2室の独立した3つの展示室があります。普段は常設展ですが、美術品保護のため、2ヶ月間隔で一部展示替えをいたします。
1階 第1展示室 |
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2階 第2展示室 |
四季の茶道具の組合せ展示を鑑賞することができます。 掛軸・花入・香合・釜・水指・茶入・茶杓・茶碗・茶器・菓子器など茶の湯の一式(約12点)を、おりおりの季節にふさわしいタイトルをつけて組合せてあります。 組合わせた作品からタイトルを連想されると幸いです。 |
2階 第3展示室 |
館蔵品の中から掛軸・彫刻・その他の美術工芸品約40点の展示です。国焼や朝鮮王朝時代の茶碗、水指や茶器などの茶道具を主体としています。 |
※企画展の開催期間中は、常設展示はいたしませんので、ご了承ください。